/\_/\ < fox !
a travel story written by japlj
(team: University of Agitsune, from University of Tokyo)
ICPC World Finals の行われた期間ロシアで,またその前後に経由地として訪れたフィンランドで入手したさまざまな飲み物を紹介する文章
入手した時系列順での紹介になります.各飲み物に対して,名前,写真,飲んだ人,入手場所,飲んだ感想,その飲み物について調べた結果などを紹介します.
飲み物以外のものについてはまた別にまとめるつもりです.
見た目は明るいオレンジ色の炭酸飲料で,見ただけの感想としてはわりと飲みやすそう.最初に飲んだ感想は「味が薄い」.結構鮮やかな色がついてるものだからめっちゃ甘い味がしたりするんだろか,とか思っていたので肩すかしだった.よく味わうと若干オレンジ系の味がついていて,さっぱりしていて飲みやすい感じだった.
調べた結果,Jaffaはフィンランドとスウェーデンで作られているオレンジ風味の炭酸飲料とのこと.フィンランドではかなり一般的であるらしく,いろいろな所で見かけた.ふつうの Jaffa 以外にもけっこうシリーズのバリエーションがあるらしい.Wikipedia の該当ページによればかなり種類数がある.ヘルシンキ市街のスーパーマーケットには行ったのだがここまでたくさん置いてあるわけではなかったような.まあおそらくどれも本家 Jaffa と同じようにフルーツ系フレーバーの無難系炭酸飲料なのだとおもう.
スーパーマーケットにて何か面白いものを買おうということで飲み物コーナーを見ていて,何だか分からないものをとりあえず購入したうちのひとつ.見た目の色やパッケージからではどういう飲み物なのかがよくわからない.飲んでみるとブドウ系の味わいがある炭酸飲料で,しかしジュースという感じではなくフルーティーで飲みやすいワインのような味だった.
調べてみるとこれはスウェーデン産の飲み物で,さまざまな果物類を樽で熟成して作っているということがわかった.もともとワインの代わりとなるノンアルコール飲料として発明されたらしく,現在でもシャンパンの代わりのノンアルコール飲料として供されることがあるようだ.
Angry Birds がドリンクになっている!という初見の驚きと見た目では全く味の手がかりがないということから購入.ちなみに Angry Birds はすごい人気なのか,だいたいキャラ物みたいな感じのものは Angry Birds だったし,どこに行っても Angry Birds を見ることができるし,Angry Birds のキャップを被った子供とかもいた.肝心の飲み物は,柑橘系のフルーツジュースといった味.とても飲みやすいジュースで,子供向けという感じでもあるのかなと思った.
調べるとやはりシトラスフレーバーのソフトドリンクとあった.
これはパッケージに Ginger-Orange と書いてあって内容は分かるのだが,Ginger-Orange と言われても味は全然わからんので購入.ちなみにヘルシンキで泊まったホテルの部屋には栓抜きがなくて飲めなかったのでロシアまで持って行ってロシアのホテルで飲んだ.色は完全にオレンジ色をしているし,きっと基本がオレンジジュースで生姜がちょっときいているような感じなのかな?と思っていたが味は完全に生姜.うーん,色でオレンジを期待しすぎていたせいもあるのかもしれないが,これはほんとに Ginger だけで良かったのではないかと思わざるをえない……といった感じで,なんというか弱めの炭酸も相まってマイルドな生姜だと思っておけばよい.
調べてみるとドイツで開発された飲み物で,これまたいくつか種類があるらしい.しかしWikipedia のビオナーデのページには「味はレモネードに似る」とか書いてあるんだけれども,生姜とレモネードはあんまり似ていないと思った(小並感).まあおそらく他の種類のはきっともっとレモネード感があるんだろうと思う.他のも飲んでみたい.
ファンタはよく知られた炭酸飲料だが,見たことのないフレーバーのファンタであったために購入.パッケージにはイチゴとキウイと思しき絵が描かれていて,この絵のとおりであれば結構普通の飲み物なのかなといった感じ.実際に飲んだ感じでは完全に普通のイチゴ味のファンタでキウイとは何だったのかといった感じだった.
調べてみると mansikka はそのまま「イチゴ」という意味らしく,まあこれは意味を知ってれば買うことはなかったなあという感じの普通の飲料だった.
昼食をキオスクで買うことになり,筆談などに頼って頑張って買ったもの.メニュー表にはビールの銘柄たちといっしょにこれが書いてあったのでビールなのかなと思ったが,りんごさん情報によると「パンから作った飲み物でビールではないらしい」とのことなので購入.しかし渡されたものは完全にビールっぽい見た目をしていて,飲んでみるとなんだか変な風味だけどわりとビールっぽさのある味(ちなみに,コーチの金子先生に少し飲んでもらったところによると「こんなのはビールじゃない!」とのこと)で,え,その,ぼくはアルコールけっこう苦手でわりとすぐ頭痛くなるんですけど大丈夫なんですかね……みたいな気持ちで飲んだ.全然大丈夫ではなくて,普通にアルコール入ってた.めっちゃつらかった.(教訓: 競技前にあんまりアグレッシブに変な飲み物を飲みに行くのはやめましょう)
ホテル戻ったあたりからちょっと頭痛がして,あれれ,りんごさん情報とはなんだったのかと思い調べてみると,やっぱりアルコール入ってるじゃないか(憤怒)という情報が明らかになった.で,じゃありんごさん情報は一体……と思ってさらに調べると Wikipedia に記事があり,アルコール度数は 1〜2.5% と低めであることと,さらに「ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは伝統的にアルコール飲料ではなくジュースとして飲まれてきた。」という衝撃の情報が明らかになった.どういうことだ……ロシアではアルコール度数 1〜2.5% なんぞ酒のうちには入らんということなのか……恐ろしい国だ…….
りんごさんと,ロシアでもスーパーマーケットに行き飲み物を探してみようという話になって街を歩いたが,小規模な商店しかなかったためにそのうちのひとつに入って購入.КВАС のこともあり注意深くノンアルコール飲料を探したところほとんどの飲み物がアルコール入りでびっくり.エナジードリンク(アルコール入り)とかもあったけど,あれはほんとにエナジーが必要なときに飲んでいいものなのだろうか……,ロシア人なら大丈夫なのか…….で,この Elle については他のアルコール飲料のようにパッケージに「Алк. 7%」みたいなアルコール度数表記がないようだったので(かつ,全く見たことのない飲料だったので)購入.しかしいざ開けてみるとまず香りからして酒っぽい.少し飲んでみるとかなり甘いベリー系の味だが,やはりかなり酒っぽい.まだ競技前であったことと КВАС の教訓もあって,いったん飲みかけのまま冷蔵庫にしまって競技後にあらためて飲んだ.
実際のところどうなのよ,ということで調べようとしたがこの Elle Cosmopolitan,調べてもまったく情報が出てこない.仕方なく缶の細かい文章をよく読んでいくと数字が書かれている箇所がいくつかあり,その周辺の文章を Google 翻訳にかけてみるとやっぱりアルコール入りだったことが分かった.うーん,他の飲料で分かりやすい表記があったからといって安心してはならないのだなあ.これを作った会社のページに何とかたどり着いて Elle シリーズに関する情報をみつけ,どうやらカクテルであるらしいことは分かったが,なぜかシリーズ中の Cosmopolitan に関してのみ記述がなく,詳細は謎のままである.
サンクトペテルブルクの街歩き中にカフェに入って面白い飲み物を飲もうということになり,入ったカフェで購入.普通の飲み物だと思っていたらそうではなくて,ええと,なんというんだろうこういうのは,名前を知らなくてよくわからないけどかき氷の終盤がずっと続くみたいな飲み物(ただしかき氷のそれよりは粘度が高めでしぶとい?)だった.味は普通にベリー系で,特にこれといった特徴はなく.
Малина и базилик は Raspberry and Basil で,結局ラズベリーの飲み物であった.
何かと有名なケフィアだが,そういえば飲んだことはまったくなかったし,そもそも飲む機会が全然なかった.じっさい飲んだことのある人はどのくらいいるのだろう.そんなケフィアがホテルの朝食に用意されていたので思わずとった.見た目やそのドロドロした感じなど,飲まずにいる間は完全にヨーグルトでまったく差がない.飲んでみると,これまたやはりヨーグルトっぽい酸味なのだが,なんだかヨーグルトの酸味だけをもってきましたという感じだった.
まあ有名なので,特に調べることもない.やはり酸味はかなり強いらしい.
競技日の夜に電通大のチームと一緒に行ったホテル近くのレストランにて注文.Schweppes といえば日本では Schweppes Bitter Lemon が売られているが,他にも様々な種類があるらしく Indian というのは初めて知ったので注文.透明な炭酸飲料が出てきた時には Vichy のこともあって「まさか炭酸水ではないよな……」と心配したが,飲んでみるとグレープフルーツの苦味だけをもってきましたという感じだった.まあ普通のトニックである.
Schweppes 自体は有名だし,中身がふつうのトニックウォーターなので特に調べることもなく.
同じくレストランにて.ビートといえばボルシチに使われて特徴的な鮮やかな赤色を出すことで知られているが,それのジュースらしい.見た目の色がかなりきつく,実際これを注文したりんごさんと電通大の iz さんは口内や口周りが大変なことになっていた(りんごさんは何度ナプキンで拭いても赤色がとれず,iz さんは飲んだ後口周りがひと仕事終えたあとの吸血鬼みたいになっていた).味はまあ,これがビートなのだなあという感じで,とても文章に表現しづらいのだけど甘い大根だかカブだかのような味.
正体もはっきりしているので調べることはなし.
昼食をフードコートでとる際に注文.КВАС とメニューで並んでいたこともあり,アルコールが入っていないか心配だったがこちらはノンアルコールの飲料だった.味は色からも想像しやすいベリー系のフルーツジュースで,ホテルの朝食に用意されていたクランベリージュースとほぼ同じ味だった.
調べてみるとどうやらクランベリーを用いてることは確からしい.しかしWikipedia の記述にはアルコールが入っているらしいもの("Содержание алкоголя в морсе — не менее 1 %, содержание сухих веществ — 3,5—4,4 %.")があり謎.
最近リコリスドーナツを引っさげて日本進出と話題になったドーナツ店 Arnold's の本家に行ったときに購入(もちろんリコリスドーナツ食べましたが飲み物ではないので今回は紹介しません).ブルーベリーホワイトティーというよくわからない組み合わせで,しかもパッケージにはナシもガッツリ描いてあるように見えるんだよなあ……,味が全く想像できない.ということで飲んでみるとほぼブドウジュースでちょっと肩すかし感が.ホワイトティーはまったく感じられず,ブドウジュースにナシを入れてよりフルーティーに飲みやすくなったというだけのもの.
ホワイトティーがよくわからなくて調べてみたのだが中国茶の一種らしい.
有名な Mountain Dew に Supernova とかがついて DDR みたいになっていたので購入.色はオレンジ色で Jaffa 等と似ているが,味はそれらとは一転してかなり甘い,かなり外国の飲み物である感じが強いものだった.なんかめっちゃ体に悪そう.
調べたところ Supernova は Strawberry-Melon flavor とのことだった.確かに言われてみると,ぼくが「あーこれめっちゃ外国っぽい甘さや」って感じる味はストロベリーメロンといわれると納得がいく感じだ.